2015年2月28日土曜日

「最後のサムライ」稽古佳境! そしてここに来て、ジャズにはまる!(略してジャズ侍)

ジャズ大名は筒井康隆。
ギター侍は波田陽区。
そして最近ジャズ侍と化しているのは、先日アカデミー賞を4部門予想、見事3部門を盛大に外したホリユウキでございます。
こんばんは!
賭けに出たのが全部裏目に出て、自分でもビックリでしたわ〜。

はい、そんなこんなでアカデミー賞も終わりまして、2月ももう今日まで。
3月に入ったら、もう「最後のサムライ」が開幕いたしますよ〜。
4日からです! 本当にもうすぐ!


稽古初期の頃の写真がもはや懐かしい……。
左から、岡本玲ちゃん、ホリ、柿食う客の永島敬三さん、犬と串劇団員・板倉さん、同じく劇団員・萩原、市原隼人さん、あくにゃんこと阿久津愼太郎くんです。
ここに写っている人で座組の3分の1、総勢19名という大所帯の俳優陣ですが、一致団結してお届けいたします、「最後のサムライ」。
本日はプレス向けの公開稽古なんかも行いまして、


こんな感じでバチッとオープニングシーンなんかも決めたりして(ホリは右端の青い浴衣です)、
さてさて明日の最終稽古、気合い入れて行きますよーって感じです。
詳細なんかは公式ブログをご覧になって頂くのが分かりやすいかと!
あと連絡頂ければ、チケットお取り置きいたしますので、ぜひぜひ観にいらしてください!!
みなでお待ちしており申す!って、あ、ちょっと言葉がサムライっぽくなっちゃった。

そんな「最後のサムライ」、劇場は天王洲アイルにある銀河劇場です。
実はホリ、恥ずかしながら、銀河劇場行ったことないんですよね……。
しかしgoogle先生によると、どうやら品川駅から徒歩20分強で着くとのこと。
天王洲アイル駅からは直通で行ける銀河劇場ですが、そのためにはモノレールに乗らなければいけない。
そしてモノレールはタダではない。
というわけで、ホリの品川駅・銀河劇場間の徒歩移動が決まったわけなのですが、
昨日、そのウォーキング用BGMをTSUTAYAで仕入れてまいりました〜。


ジャズ!!
タイトルにも書いたのですが、最近はまっているのです、ジャズ。
iTunesで確認してみても今まで10枚ちょいしか聴いたことがなく、
ロックに比べればも〜全然何にも知らないに等しいジャズなのですが、
ここに来て、めっちゃ良いじゃん!ってなってます。
ファンキーだったり美しかったりとジャズも色々あると思うのですが、
僕はそのスリリングというか何というか、そんなところに惹かれております。
ジャズにおいて、アドリブがとても大きなウェイトを占めているってのに関係しているんでしょうけどね〜。
とりあえず、(もしジャズ好きの方がこのブログを読んでくださっていたら、上の写真で一発で分かってしまうのでしょうけど、)マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、チャールズ・ミンガス、アート・ブレイキーあたりをガツガツ聴いていこうかと。
あ、でもオーネット・コールマンとかセシル・テイラーとかのフリージャズにも興味あるなぁ。
といって、ロックが嫌いになったわけじゃないから、時にはギターの音が恋しくなるだろうし(実は1週間ほど前まで、ピクシーズが小さなマイブームでした)。

や〜! 世の中にはステキな音楽がいっぱいある!

そんな見習いジャズ侍の嬉しい悲鳴でございました。


明日から3月だ〜!!

2015年2月22日日曜日

アカデミー賞まであと半日、「最後のサムライ」初日まで1週間半!

こんばんは、ホリです。
さてさて、今年ももうすぐですね、アカデミー賞!
僕はアカデミー賞、単純にお祭り感覚で好きなんです。
観る映画を選ぶ際に参考にするかと言われたら、そりゃまぁ多少はしますけど、
それよりもsight and soundの年間ランキングの方が圧倒的に信頼度高いですし、
あと個人的にはアカデミー賞よりも全米映画批評家協会賞が好みに合うなぁとか思っているのですが、
やっぱり盛り上がりますからね、アカデミー賞は。
というわけで、毎年やってるんですけど、今年も勝手に予想してみました、受賞作。
作品、監督、主演男優、主演女優の四部門です。

作品賞 「6才のボクが、大人になるまで。」
監督賞 リチャード・リンクレイター「6才のボクが、大人になるまで。」
主演男優賞 マイケル・キートン「バードマン」
主演女優賞 ジュリアン・ムーア「アリスのままで」

はい、こんな感じで。
正直、自信はありません……。
去年は奇跡的に全部当てましたが、今年はちょっとねぇ。
まず作品賞ですが、
遡ること2ヶ月、今年のアカデミー賞は「6才」と「バードマン」の一騎打ちだなぁ、なんて僕は思っていました。
そんな中迎えたアカデミー賞前哨戦、ゴールデングローブ賞。
作品賞ドラマ部門は予想通り「6才」に。
しかしコメディ/ミュージカル部門は「バードマン」ではなく、ウェス・アンダーソンの「グランド・ブダペスト・ホテル」に。
この瞬間、「あ、今年のアカデミー作品賞は『6才』なんだ」と思いました。ええ、思いましたとも。
しかしですよ、なんと製作者組合賞を「バードマン」が取ったんです。
オーマイガー!
切り裂かれる平穏! 急浮上する「バードマン」!
だってこの賞、2007年以来ずっとアカデミー作品賞と受賞作がかぶってるんですからね。
いやしかし……う〜ん……それ以外の前哨戦は「6才」が圧倒的だし……う〜ん……ここは「6才」でお願いします。って感じです。

次は監督賞なんですが、これは作品賞とセットってのが定番ですから。
かつ、去年の「ゼロ・グラビティ」アルフォンソ・キュアロン的な、オレの演出!!!って感じで作品は違うけど監督は取るんじゃな〜い?な人もいませんし。
まぁここでも作品賞と同じように、監督組合賞取ってる「バードマン」のイニャリトゥにビクビクなんですが。

主演男優賞も一騎打ち状態ですよねぇ。
「バードマン」のマイケル・キートンと「博士と彼女のセオリー」のエディ・レッドメイン。
実人生と作品の内容がシンクロしてドラマチックなマイケル・キートンと、
アカデミー会員の大好物「実在の人物」「病気・障害」で攻めるエディ・レッドメイン(ホーキング博士の役なんです)。
これも正直、あとは勘なんですが(2作とも日本公開まだですし)、ここはマイケル・キートンで。
最近はエディ・レッドメイン受賞の流れに傾いてきているらしいとの噂も聞きますが、それにあえて反抗して!

あ、主演女優はジュリアン・ムーアで固いんじゃないかと。
これは自信あります。
ただそれ以外の3部門はなぁ……分かんないなぁ……。ひゃ〜。
てか、ホント勘と情報ですよね、日本にいながらのアカデミー賞予想なんて。
作品を観ての判断なんて、ほぼ出来ませんから。
まぁそれはそれで楽しくて、今からドキドキなアカデミー賞でございます〜。


あとあとあとあと!
「最後のサムライ」の本番が迫ってきておりまする〜!
3月4日から、つまり次の次の水曜日から!
稽古もガツガツしておりまして、昨日は初通しをしましたよ〜。
そしてその後、皆で飲みに行ってグッとまた座組が固まった気がします。
よかったらぜひぜひ観にいらしてくださいねっ。
チケット等もご連絡くだされば、お取りしますので〜!
公演詳細は公式ブログからご覧下さいませ!


稽古場での小林くん&犬と串な写真など載っけつつ、本日はこれでバーイです。
(あ、写真は劇団員・板倉さんのtwitterから拝借しました。自分に写真撮る習慣がないので、こういう時困る)



2015年2月14日土曜日

DULL-COLORED POP「夏目漱石とねこ」を観ましたよっ!

こんばんは。
今日は「最後のサムライ」の稽古はオフでして、新宿行ったり渋谷行ったり駅のホームで着替えたりセンター街を全力疾走したりスクランブル交差点で全身赤タイツの謎の男と並走したり……とバタバタな一日だったのですが、
その一日の最後に観てきました、DULL-COLORED POP「夏目漱石とねこ」!


や〜ステキだったなぁ……。

ダルカラはずっと観続けている劇団でして、
ほんとに一番最初に遡ると、主宰・谷さんのブログを読んでいた高校時代に始まり(約10年前! あの頃は深い考えもなく何となく留学に憧れていた……。それで辿り着いたのが谷さんの演劇留学のブログ記事)、
CoRich舞台芸術まつり!の最終選考にダルカラと犬と串が一緒に残ったのがきっかけで知り合って、
ダルカラ休止中にやった谷さんの個人企画に出演させて頂いたり、
復活後は本公演全部観てるし、
観てるだけじゃなくて、「完全版・人間失格」ではDJしたり、「河童」ではゲスト出演したりと、
とにかくずーっとその作品を拝見させて頂いたり、時には参加したりしているのですが、

今回も素晴らしかったです。ほんと。

静かだ静かだと事前に漏れ聞こえていたので、上述の通り新宿や渋谷をかけずり回って体力の削られていた僕は、一応眠気対策を打っとこうと観劇直前にレッドブルなぞ体内に流し込んでいたのですが、
杞憂でした。すみません。
確かに静かなんですが、その静けさがとても豊かというか、奥行きが凄いというか、
う〜ん……うまく言えないんですけど……。
や、多分そんな簡単に言葉に出来るものではないから、感動したんだと思います。
僕はなぜか水面に広がる波紋を見ていて全然飽きない……みたいなのをイメージしました。
あれ? 僕、なんかこれ結構恥ずかしいこと書いてます?
でもほんとそんな感じがしたんですよねぇ。僕だけかもですが。

あと、その静けさという意味で「いつものダルカラと違う」なんて言葉も結構聞いて、それは確かにそうだと思うのですが、
なんか谷さんの書くセリフはやっぱり谷さんのそれで、
これ本人にもお伝えして、
はい、特に確信もなく偉そうなこと言ってすみませんという感じなんですが、
思えばダルカラの芝居6年も観続けているんだからそういうのも体感で分かってくるのかなぁなんて思ったりもして……。
ウダウダ言っちゃった。ごめんなさい。

あともちろん、俳優の皆様、めっちゃステキでした。
お一人ずつ書くと長くなっちゃうし、書くのも正直大変だし、知り合いの方も多いのでちょっと恥ずかしいしってことで、そんなことはしないのですが、
本当に皆様ステキでした。
しかしなぁ、中でも榊原毅さんの中盤のあのシーンは凄かったなぁ……。
何なんだあれ。目ん玉引ん剝かれてしまったわぁ。
でもそれ言ったら他の方の別のシーンが思い起こされたりもするし、てか照明も素晴らしかったし、美術の使われ方も好みだったし……
ってやっぱキリがないですね。
お疲れさまでした。あと1ステ、頑張ってください。

そうそう、明日で終わりなのですよ、このお芝居。
4000円と安くはないのですが、その価値はあると思います。
いや万人にオススメできるものなんてないと思うのですが、少なくとも僕は凄く好きでした!
気になったら座・高円寺にダッシュするってのも良いと思いますよ〜。
日曜は高円寺に中央線止まらないので、そこだけ気を付けて頂ければ!!

2015年2月10日火曜日

「最後のサムライ」稽古中につき、時代物フェア開催中!

こんにちは、ホリです。
ほぼ毎日「最後のサムライ」の稽古な日々でございます。


で、僕趣味が小説・音楽・映画なんですけれども、
これを機に色々と時代モノを吸収してみようと思いまして。
言い回しとか、立ち振る舞いとかの参考にもなるんじゃないかなぁと。

というわけで、とりあえず町田康の「パンク侍、切られて候」を読み始めました。


参考になら……ないですね、これ。
全然関係ない小説読むより良いんだろうけど。いやしかし、いやしかし。
ただ参考にはならねど、面白いことは確かです。
今まで町田康は「くっすん大黒」「きれぎれ」「浄土」を読んでいて、
時代小説は初めてなんですが、変わらずもー笑っちゃう。
電車の中で読んでても抑えきれない。横の人にチラチラ見られちゃう。やー。
残り160ページくらいなので、今のペースだとあと2日ぐらいで読み終わると思います。
読んでて楽しいよー。

その後は、同じ町田康の「告白」の予定。


これ色んな人から傑作と聞いていて、河内十人斬りを描いているってことだから、きっと「パンク侍〜」よりはふざけていないだろう(や、ふざけているの大大大好きですが)、参考になるだろう……と思っていたら、

河内十人斬りって明治時代なんですね……。
江戸時代の話だと思ってたや……。

ま、読みますけどね〜。
さらにその次は町田康の「宿屋めぐり」かなぁって、読書に関してはもう町田康フェア状態でございます。


こんな感じであんまり効果をなしていないように見える時代物フェアですが、
なにもフェアは小説だけではありません。映画もあります。
ということで、


黒澤さんの「用心棒」を10年ぶりくらいに観たり、


三池版「十三人の刺客」を(こちらは初めて)観たりしておりますよー。
ちょっとした所作なんかに気を払いながら鑑賞しております。
ただ二本とも、途中から「うわっはー! 面白ーい!」ってなっちゃいましたけど。

「用心棒」なんか頭からつま先まで、娯楽作ですからね。
三船敏郎がかっこいいんだ! なんとも!
アッパーなカタルシスをね、噴出させてくれます。

「十三人の刺客」はとりあえず……キャストが豪華で豪華で。
そしてほんとに1時間弱、戦うんすね。
知ってはいたけど、戦闘始まった瞬間思わず時計見て、「あ、まじで1時間やるんだ」って確認しちゃいました。
こんだけ長いと、アクションの快感の向こう側にたどり着きます。
どこまで狙っているのかは分からないけど、なんか画面で起こっている斬り合いが凄く凄惨なものに見えてくるんですよね。
その中で松方弘樹の殺陣だけはあまりに美しくて、別種の味わいになっていましたが。
あとごろーちゃんの食事シーン、ジャニーズもあんなことして良いのね。
合戦に入る後半でもあの禍々しさが出せれば……とは思ってしまったなぁ。
白昼の屋外じゃ、難しかったかなぁ。
それぐらい前半のごろーちゃんは好きでした。

と長々と書いてしまいましたが、そんなこんなで「最後のサムライ」稽古中なのです。
ちなみにチケットはプレイガイド等で発売しておりますが、僕に連絡くださってもお取りできますー。
よかったら観にいらしてくださいね。
公演詳細は公式ブログをご覧くださいませ!

それではそれでは〜。

2015年2月4日水曜日

次回出演舞台、稽古始まりました(演出がブロードウェイの方、主演は市原隼人さんでわおわお)

もう2月ですね。
ホリの1月は……色々ありましたが……ピンチョンの「逆光」、これ大きかったです。


増え続ける登場人物、世界規模にまで拡散し続けるストーリー、飛び交う数学・科学用語、迫り来るマヨネーズ……
とまぁ、超ヘビー級の小説だったんですが、

いや〜面白かったですねぇ……。

本当にどこに連れていかれるのか分からない、それでいて時々物凄く美しいから困ります。
解説に『カール・マルクスを加えたマルクス兄弟のよう』とか何とか正確ではないのですがそんな感じのことが書いてあって、言い得て妙だなと思いましたよ。
あと「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」で書かれている、
『ピンチョン初のSFと評する人がいるものの、これサイエンス・フィクションでも「すこし不思議」でもなく、「すげー不可思議」の略だろう』
というのも。(スゴ本認定されています)
そういう小説です。

それでですね、ホリの1月はそんな感じだったのですが(前置きが長くなりました)、
2月はと言いますと、次回出演舞台の稽古稽古稽古な日々になるかと。

脚本・岡本貴也さん、演出・イヴァン・キャブネットさん、主演・市原隼人さんの
「最後のサムライ」に出演いたします〜!



ホリ、人生初の(いわゆる)商業舞台です。
天王洲銀河劇場……。どかーんって感じでございます。
ちょこちょこ出ては舞台上でわきゃわきゃ、
ひたすら誠実に取り組みたいと思っております。
犬と串からは藤尾さん、萩原、板倉さんも出演ですよ〜!

そしてなんとまぁ、このブログでも一度書いたテレビドラマ「なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?」で共演した小林豊くんとも再共演!
久しぶり、と言っても三ヶ月ぶりとかなんだけど、会えて嬉しかったなぁ。
あの時は萩原含め三人とも高校生だったけど(同い年トリオ)、今度は時代劇でございます。
なんとまぁ。

と、そんなホリの2月(予定)でした。