2015年6月28日日曜日

ちょこっと出演したドラマが放送されましたという事後報告と、再放送があるらしいという噂。(あとスター・ウォーズ展に行きました)

今日は本日最終日のスター・ウォーズ展に滑り込んできましたよ〜!!


ひゅ〜ひゅ〜。ダース・ベイダーかっこいい〜!!

僕はマニアックなSWファンでは決してないですが、それでも十分すぎるほど楽しめましたっ。
展示の規模は大きいものではないんだけど、あの音楽たちが鳴って、目の前にライトセーバーとかジェダイ・シスたちのコスチュームのレプリカがあったら……
そりゃテンション上がりますよ!
エピソード7が楽しみだなぁ。
興味ある人は皆観てると思いますが、この特報第二弾には、やられちゃいましたよね。
墜落したミレニアム・ファルコン、朽ちたダース・ベイダーのマスク……
そしてそして、あの二人〜!!
とっても楽しみです。年末。


あとですね、ちょこっとだけ出演したドラマが昨日放送されたみたいです。
NHKの「ちゃんぽん食べたか」ってドラマの第5話。
もうすぐのはずだなぁ〜なんて思ってたら、過ぎておりましたよ。
ビックリ!
ただ再放送があるみたいです。7月18日(土)の0時10分から。
つまり17日(金)の深夜ですね〜。
金曜の夜! 金曜の夜! ゴージャスな匂いですね〜。

2015年6月6日土曜日

27歳になった夜は、ままごとの「わが星」を観ました


3日前、6月3日に27歳になりました。
27歳と言えば、ロックミュージシャンがよく死ぬことで知られている年齢です。
今ぱっと思いつくだけでも、

クロスロードの伝説が有名なロバート・ジョンソン(厳密にはブルースの人ですが)
プールで謎の死を遂げたローリング・ストーンズ初代リーダー、ブライアン・ジョーンズ
立て続けに死んだ、ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン
ショットガン自殺したニルヴァーナのカート・コバーン

あと最近だとエイミー・ワインハウスが亡くなったのも27歳でしたね。
そういう歳です、27歳。ついになってしまいましたよ、27歳。
健康に気をつけて生きようと思います。




タイトルにも書いたのですが、27歳の誕生日に「わが星」を観ました。



6年前の初演、4年前の再演も観ていて、特に初演はいまだに「ホリ史上最高の観劇体験」であり続けているので(あの時の衝撃といったらなかった……)、自分への誕生日プレゼントにしたら素敵だなぁと思いまして。
劇中でも誕生日が重要なイベントとして扱われることも知っていましたし。

ま〜最高でした。

もう冒頭から涙腺決壊気味でして、途中いったん落ち着いたんですが、最後の畳み掛けで完全にやられてしまいました。
お父さんお母さんのラップ風モノローグ以降は泣きっぱなしで顔面グチョグチョ。
なんでだろう、「わが星」観ると涙だけでなくて鼻水も出てくるんですよね。
初演の時相当痛い目を見て「ティッシュ持ってくれば良かった……」と思ったはずなのですが、以後全く学習せず。
初演の時は椅子に座ったまま呆然としてしまったのですがさすがに三回目ともなると何とか平常心は保っていられて、なるはやでトイレへと向かいました。

しかし本当に良かったんですよねぇ。
特に今回、「会話」の要素が大きくなった気がしてそこが凄く好きでした。
ラップ部分も、初演の時は半分くらいしか聞き取れていなかった記憶があるのですが(それはそれで圧というか、勢いを感じて凄かった……)、再演を経て、再々演の今回はより明瞭に・クリアになった気がして。
会話もラップも言葉のイメージが広がる余白が大きくなったというか。
あれ? 何か偉そうなこと言っちゃった。


正直な話。
「わが星」は今観るとちょっと甘すぎるかなぁとも思っていたんです。
軸の一つはファンタジックですらあるボーイ・ミーツ・ガールですし。
皆で手をつないで歌って踊ってっていうのも、ねぇ……なんて。
で、その心配はある程度、当たっていました。
例えば先週に観劇してバチコーンとやられてしまった快快の「再生」と「わが星」を並べられて、「もう1回観るならどっち?」って言われたら、僕は迷わず「再生」を選ぶと思います。
でもまぁ、それはあくまで今の僕の状態というか、モードというかにマッチしているのはどっちかというだけの話であって。
それに誕生日はせっかくなら甘いケーキが食べたいなえへえへ、とか何とか。


あと印象的だったのが、お芝居の内容とは離れるのですが、客席の雰囲気。
何て言うか凄くオープンな、普段演劇、ましてや小劇場なんてほぼ観ないであろう人たちが普通に座っている雰囲気。
あくまで雰囲気で証拠は全くないのですが。
あ、あと高校生の集団がいたりもして。演劇部の子たちだったのかな?
ほへーとなりました。




「わが星」からは離れますが、誕生日つながりで。
6月3日は朝から夜まで外出中、だったのですが、「『脳内ポイズンベリー』観た〜! 面白かったよ〜!」っていう会話を3回も街中、電車の中で耳にしたんです。
なんかその3回目の時に、「あ、世の中には芸術が人生の主食じゃなくてデザートとかスパイスとかに過ぎない人がいるんだ。というかそういう人の方が多いんだ!」って思ったんです。
あ、芸術って言葉は誤解を生みそうであれなんですが、あくまで演劇・映画・文学・音楽・美術……そういった表現全般、という意味合いで書きました。
アート系、エンタメ系なんて言葉もありますけど、優れたエンタメは芸術……ですよね?
ヒッチコックとかハワード・ホークスとか黒澤明とか、チャップリンとかバスター・キートンとかマルクス兄弟とか、あとモンティ・パイソンだって、芸術って言って全然違和感ないです。少なくとも僕は。ほとんど例えが映画であれなんですが。

で、で、「脳内ポイズンベリー」がどうこうって話ではなくて、
あくまで仕事のストレスを解消するような楽しい時間を過ごすために映画に触れる人、
人生を揺さぶられたいなんて全く考えることなく小説を読む人、
そういう人が社会の大多数を占めているんだってこと、今までも頭では分かっていたんですが、一昨日初めてストンと自分の中で落ちたんです。
皆仕事が忙しくて、人生ひっくり返るほどの衝撃なんて、ただ迷惑なだけなんだろうなぁと思ったのです。


本当にちなみになんですが、僕は最近だと、保坂和志の小説論三部作に完全に人生観ひっくり返される、まではいかないまでも、30度から45度ぐらいは動かされました。
今、僕の芸術とか演劇とか人生とかの考えの基盤になっているのは、間違いなくあの3冊の本です。


あ、冒頭の写真は、藤尾さんから誕生日プレゼントとして頂いたステキぬいぐるみ(エドワード・ゴーリーの作品の中に出てくるキャラクターらしいです。可愛い顔してきっと怖いやつなんでしょう)と再収穫を狙っている豆苗です。
藤尾さん、ありがとうございます!
自分への誕生日プレゼントとして、「わが星」以外に「筒井康隆コレクションⅡ 霊長類 南へ」も狙っていたんですが、予算の都合上カットされました。
どうやらこのシリーズ、筒井康隆の絶版作品を集めたものらしいのですが、「霊長類 南へ」もそうですし、何より併録されている「脱走と追跡のサンバ」を読みたいんですよね。
虎視眈々と購入の機会、伺うこととします。



「マッドマックス」の最新作、めっちゃ面白いらしいですよ。
「スターウォーズ展」にも行かなきゃ。
楽しみですね、エピソード7。



ではまた。

2015年4月20日月曜日

ピンチョン(「インヒアレント・ヴァイス」鑑賞)とピンチョン(「ヴァインランド」読了)(あとマッシュストア)

前回書いた通り、最近はあまり映画観れてなかったんですけど(今月まだ3本……)、
昨日ずーっと前から観たかった1本を観てまいりました。
ポール・トーマス・アンダーソン、通称PTAの新作!
「インヒアレント・ヴァイス」です!!

(ヒュートラ渋谷にあったパネルです。ステキですねぇ)


PTAは結構好きで、

「ブギーナイツ」(オープニングのこの長回し!)
「マグノリア」(カエルがアレすることで有名な映画です)
「パンチドランク・ラブ」(ラブストーリーなんだけど、屈折しててウフフ)
「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」(凄まじいです……)
「ザ・マスター」(来世まで届くんじゃないかなぁ)

とデビュー作の「ハードエイト」以外は観ていて、しかも個人的には外れなしなんですけど、
や〜、今回も良かったなぁ、PTA、
もう1回観たいなぁ、PTA、って感じでございます。

ただハマらない人はとことんハマらないかと思う今作。
同じ列にいたお兄ちゃんは寝てたし。
「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」で、いわゆる「普通の映画」の極限まで行き着いたって意識がPTAにあって、「ザ・マスター」からは本当に今まで誰も見たことのないものを作り出そうとしているんじゃないかと(しかも商業映画として成り立つスタイルで)、そんなことを思ってしまいます。
「ゼア・ウィル〜」以降、PTA作品の音楽は、レディオヘッドのギタリストとしても知られるジョニー・グリーンウッドが一貫して担当していますが、
「OK Computer」でギターロックを限界まで推し進めて、次作「Kid A」でギターを放棄、極端に抽象度の高いエレクトロニカをやり始めたレディオヘッドの歩みとPTAのそれは何となく重なる気がします。っていうのも僕の妄想ですかねぇ。

そんなわけで「ザ・マスター」に引き続き、なんか一歩突き抜けてしまっている感じがします。
といっても、変な人がいっぱい出てきてミョーな話を展開する、結構笑える映画なんですけど。
まぁ、原作がね、奇妙奇天烈作家ピンチョンですしね!
このブログにも出てきたことあります、ピンチョン。好きですピンチョン!

まー原作と比較しますと、そりゃ省略はされてますし、
原作にはアメリカの歴史の暗部を丸ごと飲み込んでしまうような、バケモノみたいな射程の長さがあったんですがそれもなくなってますし、
てか原作未読の方は、果たしてこのピンチョン的に増え続ける登場人物の多さ、迷路みたいな関係性についていけるのか、いやきっと無理だろう、なんですけど、
でも小説は小説。映画は映画。ですよねぇ。
映画的快感、ハンパないです。
ホアキン・フェニックスとジョシュ・ブローリンの芝居を見ているだけで楽しいですし、
そしてお得意の動くカメラ。強度のある絵。
「ゼア・ウィル〜」とか「ザ・マスター」とかほどバチバチに決めてはこないですが、
ユルーい雰囲気で笑わせといてからサクッと入れてこられると、ウオゥ!ってなっちゃいますよね。
CANのVitamin Cが流れるオープニングで本当は「ぎゃ〜!」って叫びたかったです。家だったら叫んでた。それぐらいキマッてるオープニング。ジョニーの選曲も良いです。さすがにCAN好きすぎだろとは思うけど。「ノルウェイの森」でも使ってたし。
あとニール・ヤングが流れるシーン!
あれ名シーンだと思うなぁ。あーこれこそPTA……って幸せでした。

ちなみに原作読んでると、そう再構成するか!ってなるのではないかと。
そしてその試み、上手くいってると思うんですよねぇ。
さすがです。


そんなピンチョン原作の「インヒアレント・ヴァイス」ですが、噂が一つありまして……。
覆面作家、それも記者が家まで訪ねてきたらバスで山まで逃げちゃうレベルのピンチョンが出演しているのではないかっていう……。
どうやらこの動画の56~60秒に出てくるおじいさんがそうではないかと言われているのですが……。

確かにそれっぽい!


若い頃の写真がコレ↑ですからねぇ。
おじいさんになったら、あんな感じでもおかしくない……。
まーしかし、お世辞にも良いとは言えない顔立ちですよね。
歯! 歯が!って思いましたもん、最初見た時。
でもハマってしまってるんです、ピンチョンに。
というわけで、ここ最近チマチマ読み続けていた「ヴァインランド」、本日ついに読み終わりました〜。


いつも通り人物表作りましたが、今回はそんなに多くならなかったです〜。
46人。
ピンチョン読むのももう5作目なので、取捨選択出来るようになってきたってのもあると思いますが。
これでLAものは全部読み終わりましたよ〜。
その中でも一番好きだったかもしれません、「ヴァインランド」。
ドラッグにまみれてたり忍者が出てきたりでブッ飛んでて、
先の展開が全く見えず、話は広がり続けて収束せず、
でも何だか時々たまらなく切ないっていう……ピンチョンやっぱいいなぁ。
「ヴァインランド」は60年代の因縁から起こる80年代の話なんですが、
描かれる60年代の光と闇っぷりが、ひゃ〜、たまらないです。
で80年代のどうしよもない人間たちが、や〜、好きです。
主人公(の一人? そう思われる男)からして、生活保護のお金得るために年一で店の窓ガラスに突っ込んでる男ですからねぇ。
それもまた色々と理由があるんですけど……。

そんなわけで止まらないピンチョン読書。
明日からは長編処女作「V.」を読もうと思います。
25歳の時に書いた作品だってさ。今の僕より年下じゃん!




あと全然関係ないのですが、「インヒアレント・ヴァイス」観る前に、せっかく渋谷まで来たんだしってことで、PARCOで期間限定オープンしてる、マッシュストアに立ち寄ってきました。


女の子ばっかりのオシャレ雰囲気に負け、店内は軽〜くしか見なかったのですが、その代わり店頭で流れていた「マッシュ」のメイキング映像をじっくりと見たホリでございました。
菊池亜希子、ステキだなぁ。
やっぱマッシュ買い集めようかなぁ。

とそんなことを思っている、ここ最近でした。

2015年4月13日月曜日

映画的欲求不満(印刷されたボイメンが届いてちょっとなごんだりもしましたが)

バードマンが観たい!!!



というのが最近の切実な願いです。ホリです。
と言っても、


まだ「神々のたそがれ」も観れてない……。
この映画かなり吹っ切れていて凄まじいらしいのでぜひ観ておきたいんですけどねぇ。
3時間の意味不明映画でもあるらしいんですが、そういうの嫌いじゃないので。
いやでも今一番観たい新作映画は何かと言われれば、そこはやっぱり


「バードマン」なんですけどねぇ。

あ、「バードマン」、ジャズドラムのみでスコアが構成されていることも話題になってたりしますが、ジャズドラムと言えば、4月には


「セッション」もありますね。
一応ドラムを叩いてたことのある人間としては、これもマストな映画なんですよねぇ。

あとこれまたジャズつながりで、


ジャズ好き映画監督・アメリカ代表のウディ・アレンの新作もやりますよね。
ウディ・アレンの作品は最近どんどん好きになってきちゃってます。
何かウディ・アレン的人物へのシンパシーがどんどん強くなってきていて……。
性格ひねくれてきたのかな……。

そしてジャズ好き映画監督・日本代表で、ホリの大大大好きな


北野武の新作もやります、4月。
何なんだ! 詰め込みすぎだろ、4月!!
お金が〜。お金が〜。
でも観ないと溜まっていく一方なので、一つずつきっちりじっくり消化していこうと思います。
どうしても切るとしたら、ウディ・アレンかなぁ……。
でも観たいよなぁ……なんて日々悩みながら生きております最近です。

あとあと4月の注目作としては、


「ザ・トライブ」がありますよね。
全編手話のみ・字幕なしという仰天映画。
僕はこれ予告編でバコンとやられまして。
映画における同時多発会話がこんな形で可能になるなんて!と。
チラシ画像をクリックすると予告編のリンクに飛ぶという無駄なサービス精神を発揮していますので、よかったらご覧くださいませ。
(ちなみに他の映画もそうなっております)

あと3月で取りこぼしてる、ご存知カンバーバッチの


「イミテーション・ゲーム」とか、
あとこれは明日観る予定なんですが、ソフト化されておらず、ここで観なきゃ次いつ観れるかマジで分からないよ作品な、


ブレッソンの「やさしい女」とか、
あとあとテアトルグループのタダ券を使って鑑賞しようと目論んでる、うさん臭さ漂うPTA&ホアキン・フェニックスの新作


「インヒアレント・ヴァイス」とか、
そして21世紀型天才、僕より年下グザヴィエ・ドランの新作、まさかのアスペクト比1:1でも話題を呼んでる


「マミー」とか。
もう大変!! 大変!!
ひゃ〜って感じです。

そんなホリの映画生活、観たいのいっぱい、だけどあんまり観れてないという欲求不満生活なわけですが、
最近、あらあ!と思う出来事もありました。
ミニシアター勤務なもので、他のミニシアターのチラシなんかがバンバン送られてきたりするわけなんですが、そんな中の一つにこれが↓


ボイメンじゃん!
どうやらこの「サムライ★ロック」、ボイメン総出演映画らしいのです。
ボイメン総出演ドラマの出演者としては、何とも気になるところです。
6月6日からヒューマントラストシネマ渋谷で公開だとさ〜。
舞台挨拶とかで東京来るのかなぁ。
皆の元気な姿見たいなぁ、なんて思っちゃうホリでした。

では〜。

2015年3月31日火曜日

撮影とか新文芸坐でのキューブリックとか。

こんばんは。
最近はtwitterアカウントでダダ漏れてもいるのですが、色々読んだり観たりして基本ヘラヘラしながら毎日を送っております〜。
といってもそれはあくまで基本であって、ヘラヘラしていない時だってあるわけです。
たまには定期券内から勇気を出して足を踏み出してみることもあるわけで、今日がまさにそうでした。


撮影でちょっとした遠出。
朝4時半に起きて行ってまいりましたよ〜。
写真は車窓から見える田園風景(を捉えられなかったの図)と移動中読書用の「小説修行」です。
いやしかし、この「小説修行」、面白いです。
僕はここ1年ぐらい保坂和志の考え方に感化されまくっているのですが、保坂とその師匠と言っていい存在に当たる小島信夫の往復書簡集なんです、「小説修行」は。
もうね、

どうしてそういうことになるのかと言うと、カフカが夢と同じ強度を持った書き方をしたからで、現実でなくて夢の方にこそリアリティがある(夢>現実>フィクション)、夢こそリアリティの源泉だ

なんて部分は、傍線引きまくりたい衝動にかられましたよ。
図書館の本だから出来なかったんですけど……。
あと小島信夫の方は、彼の小説と同様、時々「あれ? こいつ何言っているんだ?」って思っちゃうというか、筒井康隆は小島信夫のこと「ボケている」なんて書いてましたけど(褒め言葉として!)、何回か読み直さないと、時には読み直しても混乱しちゃうような文章で。
保坂和志でさえ

「美濃」を十七、八年ぶりに読んだのですが、正直、途中から話を終えなくなりました。はじめて読んだときも途中から人物が何を話題にしているのかよくわからなかった形跡があります。

なんて言っていて、あ、保坂もそうなんだ〜、って安心しちゃいました。
それでも、というか、それだからこそ面白いんですけど、小島信夫。
あ、完全に「小説修行」の話になっちゃってましたが、撮影のことはまだ何にも喋れないので、これで仕方ない!
撮影、といっても今日はちょろちょろだったんですけどね〜。


あとですね、昨日は新文芸坐にキューブリックを観に行ってきたんですよ〜。
新文芸坐! 池袋! 定期券内!
3月29日から文芸坐ではキューブリック特集やっておりまして、キューブリック好きです!と言っている人間としては行かないわけにはいかないだろうと。
観てきたのは「時計じかけのオレンジ」と「博士の異常な愛情 または私は如何にして危険を心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」です。
や〜。
いやいやいやいや……。
最高でしたね……。
実はこの二本、DVDで確実に10回以上観ているとはいえ映画館で観るのは初めてだったんですよ。
だから「時計じかけのオレンジ」のオープニングでスクリーンが真っ赤に染まった瞬間、うお〜!!
続くマルコム・マクダウェル演じるアレックスのアップで、どえ〜!!
やっぱ違いますよ。
内容に関しては今さらここでウダウダ言うあれでもないので書かないですが、個人的にはレコードショップに置かれているビートルズとピンク・フロイドが映画館の大きなスクリーンで観て初めて分かったってことだけ。ささやかな喜びでした。
あのレコードショップのシーン大好きなんですよねぇ。
ぐるーっと回るカメラの動きとか快感以外の何ものでもない!!
てか、改めて観直して再認識したんですが、好きなシーンだらけでした、「時計じかけのオレンジ」。
凄く好きな映画です。

そして「博士の異常な愛情」。
素晴らしかったですねぇ……。
「時計じかけ」より前回の鑑賞から間が空いているということもあったのかな、正直「博士」の方がたまらなかったです、今回。
もうずーっとクスクスしちゃった。
周りがあんまり笑わないから、ちょっと抑えたけど笑い声。
でもあの映画、笑いの要素が結構芝居のニュアンスによってる気がするので、僕も笑えるようになったのは3,4回目の鑑賞からなんですよねぇ。
字幕、そんなにがっつり読まなくても分かるようになってから。
もちろんストレンジラブ博士なんかは問答無用で面白いんですが。
でもね、何回も観ているうちに大統領を中心とする会話が滅茶苦茶面白くなってきたんです。
あの感じ! いやもうこれ観てもらわないと伝わらないやつなんですが!
大統領出てくるだけでニヤニヤしちゃうもんな〜。
しかし本当にこの作品のピーター・セラーズは凄いです。
一人三役で、マンドレーク大佐では"狂人”リッパーの芝居を受けて、大統領の時はニュアンスで笑いを取りにきて、ストレンジラブ博士は力技。
「コメディの演技」って括りで見たら、いやそんな括りなくても、歴史に残る芝居だろうなぁ、きっと。
あと分かってはいたのですが、この作品の照明・モノクロ撮影の美しさは、映画館で観て改めてほえ〜っとなりましたよ。

だからね、新文芸坐のキューブリック特集、皆さん時間があったらぜひ〜!
明日からは「バリー・リンドン」(明後日行く予定!)、そして明々後日からは「フルメタル・ジャケット」と「アイズ・ワイド・シャット」の二本立て(行けるかな? 行けるよう頑張る!)ですよ〜。
何かね、お客さん入ってはいたんですが、もっと若い人がいてもいいのになって思ったのでね!
(客席の年齢層が高かったのは、僕が平日の昼間なんていう、同世代の人間が会社やらお店やらで働いているであろう時間に観に行ったことが関係している気もするけど……)

あ〜。キューブリックの次に映画館で観る映画は何かな〜。
「イミテーション・ゲーム」か「神々のたそがれ」か。
4月は観たい映画、かな〜りあるので、それについてもいずれここで書きたいと思っております。
ではでは、僕はこれからTSUTAYAで借りてきたウディ・アレンの「人生万歳」を観ま〜す。
(ウディ・アレンの新作もやりますね、4月。嗚呼、お金が……)

2015年3月20日金曜日

東京ジャンクZと木ノ下歌舞伎を観たよ!

こんばんは〜。
新宿の映画館で3年半以上も働いているので(シネコンで2年ちょい、ミニシアターでちょうど1年半)、1週間は土曜始まりってついつい考えてしまいます。
土曜が週の頭に来るような“映画館手帳”を作ってほしいと前々から思っている、どうもホリです。
さてさてそんなわけで、今週ももう終わりだー!

そんな今週、「最後のサムライ」終演とともに無事現代に帰ってきまして、最近は読書したり観劇したりで平和なこの時代の空気を享受しております。
読書は筒井康隆の「時をかける少女」とヴォネガットの「スローターハウス5」。
今気付いたのですが、偶然二つとも時間を飛び越えるSFです。
両方とも面白かったなぁ。
ヴォネガットは読むの二冊目で、正直言うと前読んだ「タイタンの妖女」(太田光の事務所の名前になってるアレです)の方が好きだったんですけど、でも「スローターハウス5」読んで、「あ〜ヴォネガット、もっともっと読みたいなぁ」となりました。
「猫のゆりかご」とか「チャンピオンたちの朝食」とか。
まぁ、順番としてはピンチョンの方が先なんですけどね。
あ、明日からはフィリップ・ロスの「さようならコロンバス」を読みます。
ホリ、現代アメリカ文学づいております〜。

そして観劇。
こちらも二つで東京ジャンクZの「100万回生きたねこの野郎」と木ノ下歌舞伎「黒塚」。

まずはこちら。


東京ジャンクZの「100万回生きたねこの野郎」。
早稲田大学演劇研究会に所属する犬と串の後輩劇団でして、今回の公演は「新喜劇」と銘打った番外公演とのことです。
やー、このタイトルもフライヤーデザインからも漏れ出る、ゴテゴテ感、ベタベタ感。
それは幕が開いてもそのままで、ひねりなんかきかせず、捨て身で笑いを取りに来るドロ臭さ。
そういうの、良いですよねぇ。
そんでもって、いっぱい笑っちゃいました。
中でもやられてしまったのは、「島に伝わるバケ猫伝説」をでっち上げる中で唐突に出てくるストームライダー(ディズニーシーにあるやつです)のめっちゃ完成度高いモノマネなんだけど、あれもう一回見たいなぁ。切に、切にもう一回見たいです。
しばらく笑いおさまらなかったもん。

東京ジャンクZ、次回は5月の下旬に本公演があるみたいです。
本公演の方はわりと真面目なのかな…?
楽しみにしています。

そしてそして、二本目は木ノ下歌舞伎の「黒塚」。


スケジュールが想定以上に埋まってあれ?ってなってしまっている最近ですが、
この「黒塚」は11時開演の日があったので、そこにズザザーッ。
ハードルを思いっきし上げて、駒場アゴラ劇場に向かいました。
というのもこの作品、「CoRich舞台芸術!まつり2013春」でグランプリを取った作品の再演なんですよね。
2013年の「CoRich舞台芸術!まつり」といえば、犬と串「左の頬」が最終選考10組にまで残った年。
つまり「黒塚」にはちょっとした悔しさを持っているわけです、犬と串劇団員としては。
というわけで、「どんだけおもろいか見せてもらおうじゃないか、ええ?」みたいな、いやこれは80倍増しぐらいで誇張した表現ですが、兎にも角にも、面白いことは想定済みです、みたいな感じで観に行ったんです。
そしたらね、

想定、超えてきました。

やばかったです……。圧倒されました……。
芝居に飲み込まれちゃった感覚。
終演後、出演されていた福原冠さんともお会いしたのですが、その時になっても言葉がうまく出てこなったですもん。
「面白かったです。凄かった」としか言えなかった。

ストーリーはとってもシンプルで、
老女に宿を借りた修行僧たち。老女は「奥の部屋を覗くな」と言って外へ。しかし覗くなと言われると覗きたくなっちゃうのが人の性……
みたいな。ってこれはあまりにも雑なまとめですが。
そんな話を、平台組み合わせただけじゃん!なこれまたシンプルな舞台美術の上で展開していくわけです。
そしてそれが滅茶苦茶面白い!
序盤から結構笑わせてくれますし、「覗き」と同時にEDM調の曲がかかる中盤のゾクゾク感、そこから語られる老女の過去でググーッともう一段階深いところまで心掴まれ、
そして終盤はもう……椅子に縛り付けられたようになって観ていました。
出演者が本当に皆さん素晴らしくて、そしてこれ散々言われているんでしょうけど、老女を演じた武谷さん、凄まじすぎます……。
劇場を鷲掴みにして叩き付けるぐらいの圧と、そしてその奥にある哀しみが。嗚呼。
しかも立っているだけで、かっこよかったし美しかった。ひゃ〜。
木ノ下歌舞伎も、あと杉原邦生さんの演出も、今後は積極的に観ていこうと思ったのでした。
や〜! もう1回観たいわ!!

……けど、それは叶わぬ想いなので(チケット売り切れらしいし、あとスケジュール的にも……)、心に残っている「黒塚」の情景を反芻しつつ、今日は寝ようと思います。
おやすみなさい。

2015年3月18日水曜日

「最後のサムライ」終演、そして平田オリザへ

こんばんは、ホリです。
遅ればせながらのご挨拶にはなってしまうのですが、「最後のサムライ」無事終演いたしました〜。
ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました!


この客席を見つめる毎日、2週間弱の本番は終わってみればあっという間でした〜。
ドキドキの初日から始まって、ハードな昼夜2回公演、それが終わっての解放の休演日、ゆったりとした夜だけ公演の2日間からの怒濤のラストスパート。
千秋楽前日のカーテンコールではスタンディング・オベーションをして頂き、
そして千秋楽ではそれに加えて、まさかの一本締め。
700人で一本締めなんて、今後の人生で経験することはおそらくないと思います。
色んな意味で凄かったです。
そしてこの一本締めと同時に、髪をオールバックで固め、袖を走り回り、わずか1時間に5回も殺される日々も終わりました。
それはつまり、「腹が減っては戦が出来ぬ」なんて芝居の進行にはほとんど関係ない、はっきり言ってどうでもいいセリフを、この大きな舞台のセンターで客席を見回しながら言う快感に打ち震える日々にも終わりが来たということです。
や〜あれは楽しかったな〜。
しかし、ひゃ〜疲れたな〜。

そんなわけでこのブログもまた趣味ブログに戻りそうな気がします。
次の舞台の予定は8月とちょっと先なので。
それまでもちょこちょこっと撮影があったりとかWSに行ったりとかはしますけどね〜。

しかしね、これで僕の中での「最後のサムライ」が完全に終わってしまったわけではないのです。
や、「最後のサムライ」は僕の心の中でなんちゃらとかそういうことではなく、物理的な問題として。
髪が短い、っていう問題なんですけどね。
上にも書いたように今回オールバックで、時代劇なのでもちろん黒髪指定。
そんなわけで金髪混じりの茶髪と化していた髪の毛をだいぶ切り落としたのですが、
結果、童顔が強調され、あちゃ〜。
髪切った初日は稽古場で「森山未來に似てる」だの「若い頃のイチロー」だの言われ悪い気はしなかった、というかむしろソニンさんに「未來に似てる!」って言われた時は嬉しくさえあったのですが、
ある日、柿喰う客の敬三さんが言った一言、

「ほりちゃん、(平田)オリザさんに似てるね」


これが小劇場系の出演者を中心に圧倒的な支持を集め、最終的には青年団所属で今回通訳で関わってくださった近藤さんのお墨付きまでもらい、
後半戦、僕は平田オリザとして今回の舞台を頑張りました。
現代口語演劇とは真逆のところにいる劇団に身を置いているのに、オリザさんに似ているというこの矛盾を僕はどう処理すればいいのか。
「最後のサムライ」が終わってからというものの、そんな苦悩を抱え日常を過ごしております、どうも平田ホリザです。

平田オリザって誰?って方はwikipediaを見ればいいと思いますよ。
青年団、6月に「冒険王」をやるみたいです。これを機に久々(といっても1年半ぶりとかだけど)に青年団観ようかしら〜。
でもその前に「幕が上がる」よね。
高校演劇出身者としては観たいところ!

2015年3月10日火曜日

「最後のサムライ」、明日から後半戦でござる(電車の中では井上ひさし)。

こんばんは、絶賛本番中のホリです。
「最後のサムライ」、前半戦が終了いたしまして、本日は休演日でございます〜。
ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました!


こちらは初日の写真。ソニンさんに頂いたマッチ。
なんと全員の名前とメッセージ入りです。ステキ!
メッセージは……秘密です。ネタバレになっちゃいますし。

そんな初日から6日間8ステ、舞台上、そして舞台裏を走り回る今回の舞台ですが、無事ケガなく折り返しを迎えることが出来ました。よかったよかった。
一回だけ舞台裏の階段で蹴つまずきましたが、その時態勢立て直すこと叶わず、階段上から落下、頭蓋骨粉砕とかにならなくて本当によかった。
明日からも気を引き締めて参りたいと思います


こちらは舞台裏の写真。
矢印の方向が舞台上で、その上におそらく「HEAVEN」ってテープが貼られていたものがちょっとはがれちゃったもの。
舞台裏の薄暗いところにこれがあると、テープのはがれ具合も込みで、何だかデヴィッド・リンチの世界みたいだな〜なんて思っております。
あ、デヴィッド・リンチってのはちょっと変わった作品を撮る映画監督で、僕ものすごく好きなんですけど、ここでその魅力を書くと長くなっちゃうので、気になる方はとりあえずwikipediaでもどうぞ(はたしてそんな人いるのか分かりませんが)。
僕は「マルホランド・ドライブ」が一番好きですが、最初に観るなら「ブルー・ベルベット」が良いような気がします。

そんなこんなで今日は休演日。
労働して、映画を観ようかと思ったけどやっぱりやめて、結局読書読書な一日です〜。
最近は井上ひさしを読んでおります。
時代小説フェアが町田康から井上ひさしに移ってきたのです。


とりあえず「手鎖心中」を読み(直木賞受賞の表題作も良かったけど、僕は併録の「江戸の夕立ち」にやられてしまいました)、そして今は「腹鼓記」を読んでおります〜。
筒井康隆が井上作品の中で「吉里吉里人」に並ぶオススメと書いていたので手に取った「腹鼓記」ですが、やー確かにこれは滅茶苦茶面白いですね。
500ページ弱の小説で残り40ページほど、そう、もう終盤なんです。
このブログ書いたら、バーッと読んでしまおうと思っております。楽しみだ〜。
そして明日からは「不忠臣蔵」。えへへ、これも楽しみだわ。

ってニヤニヤしちゃうけど、何てったって明日は昼夜公演なんです。
早起きして、しっかりアップして、きっちり本番やりますよー!
がんばる。がんばらないよう、がんばる。

2015年2月28日土曜日

「最後のサムライ」稽古佳境! そしてここに来て、ジャズにはまる!(略してジャズ侍)

ジャズ大名は筒井康隆。
ギター侍は波田陽区。
そして最近ジャズ侍と化しているのは、先日アカデミー賞を4部門予想、見事3部門を盛大に外したホリユウキでございます。
こんばんは!
賭けに出たのが全部裏目に出て、自分でもビックリでしたわ〜。

はい、そんなこんなでアカデミー賞も終わりまして、2月ももう今日まで。
3月に入ったら、もう「最後のサムライ」が開幕いたしますよ〜。
4日からです! 本当にもうすぐ!


稽古初期の頃の写真がもはや懐かしい……。
左から、岡本玲ちゃん、ホリ、柿食う客の永島敬三さん、犬と串劇団員・板倉さん、同じく劇団員・萩原、市原隼人さん、あくにゃんこと阿久津愼太郎くんです。
ここに写っている人で座組の3分の1、総勢19名という大所帯の俳優陣ですが、一致団結してお届けいたします、「最後のサムライ」。
本日はプレス向けの公開稽古なんかも行いまして、


こんな感じでバチッとオープニングシーンなんかも決めたりして(ホリは右端の青い浴衣です)、
さてさて明日の最終稽古、気合い入れて行きますよーって感じです。
詳細なんかは公式ブログをご覧になって頂くのが分かりやすいかと!
あと連絡頂ければ、チケットお取り置きいたしますので、ぜひぜひ観にいらしてください!!
みなでお待ちしており申す!って、あ、ちょっと言葉がサムライっぽくなっちゃった。

そんな「最後のサムライ」、劇場は天王洲アイルにある銀河劇場です。
実はホリ、恥ずかしながら、銀河劇場行ったことないんですよね……。
しかしgoogle先生によると、どうやら品川駅から徒歩20分強で着くとのこと。
天王洲アイル駅からは直通で行ける銀河劇場ですが、そのためにはモノレールに乗らなければいけない。
そしてモノレールはタダではない。
というわけで、ホリの品川駅・銀河劇場間の徒歩移動が決まったわけなのですが、
昨日、そのウォーキング用BGMをTSUTAYAで仕入れてまいりました〜。


ジャズ!!
タイトルにも書いたのですが、最近はまっているのです、ジャズ。
iTunesで確認してみても今まで10枚ちょいしか聴いたことがなく、
ロックに比べればも〜全然何にも知らないに等しいジャズなのですが、
ここに来て、めっちゃ良いじゃん!ってなってます。
ファンキーだったり美しかったりとジャズも色々あると思うのですが、
僕はそのスリリングというか何というか、そんなところに惹かれております。
ジャズにおいて、アドリブがとても大きなウェイトを占めているってのに関係しているんでしょうけどね〜。
とりあえず、(もしジャズ好きの方がこのブログを読んでくださっていたら、上の写真で一発で分かってしまうのでしょうけど、)マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、チャールズ・ミンガス、アート・ブレイキーあたりをガツガツ聴いていこうかと。
あ、でもオーネット・コールマンとかセシル・テイラーとかのフリージャズにも興味あるなぁ。
といって、ロックが嫌いになったわけじゃないから、時にはギターの音が恋しくなるだろうし(実は1週間ほど前まで、ピクシーズが小さなマイブームでした)。

や〜! 世の中にはステキな音楽がいっぱいある!

そんな見習いジャズ侍の嬉しい悲鳴でございました。


明日から3月だ〜!!

2015年2月22日日曜日

アカデミー賞まであと半日、「最後のサムライ」初日まで1週間半!

こんばんは、ホリです。
さてさて、今年ももうすぐですね、アカデミー賞!
僕はアカデミー賞、単純にお祭り感覚で好きなんです。
観る映画を選ぶ際に参考にするかと言われたら、そりゃまぁ多少はしますけど、
それよりもsight and soundの年間ランキングの方が圧倒的に信頼度高いですし、
あと個人的にはアカデミー賞よりも全米映画批評家協会賞が好みに合うなぁとか思っているのですが、
やっぱり盛り上がりますからね、アカデミー賞は。
というわけで、毎年やってるんですけど、今年も勝手に予想してみました、受賞作。
作品、監督、主演男優、主演女優の四部門です。

作品賞 「6才のボクが、大人になるまで。」
監督賞 リチャード・リンクレイター「6才のボクが、大人になるまで。」
主演男優賞 マイケル・キートン「バードマン」
主演女優賞 ジュリアン・ムーア「アリスのままで」

はい、こんな感じで。
正直、自信はありません……。
去年は奇跡的に全部当てましたが、今年はちょっとねぇ。
まず作品賞ですが、
遡ること2ヶ月、今年のアカデミー賞は「6才」と「バードマン」の一騎打ちだなぁ、なんて僕は思っていました。
そんな中迎えたアカデミー賞前哨戦、ゴールデングローブ賞。
作品賞ドラマ部門は予想通り「6才」に。
しかしコメディ/ミュージカル部門は「バードマン」ではなく、ウェス・アンダーソンの「グランド・ブダペスト・ホテル」に。
この瞬間、「あ、今年のアカデミー作品賞は『6才』なんだ」と思いました。ええ、思いましたとも。
しかしですよ、なんと製作者組合賞を「バードマン」が取ったんです。
オーマイガー!
切り裂かれる平穏! 急浮上する「バードマン」!
だってこの賞、2007年以来ずっとアカデミー作品賞と受賞作がかぶってるんですからね。
いやしかし……う〜ん……それ以外の前哨戦は「6才」が圧倒的だし……う〜ん……ここは「6才」でお願いします。って感じです。

次は監督賞なんですが、これは作品賞とセットってのが定番ですから。
かつ、去年の「ゼロ・グラビティ」アルフォンソ・キュアロン的な、オレの演出!!!って感じで作品は違うけど監督は取るんじゃな〜い?な人もいませんし。
まぁここでも作品賞と同じように、監督組合賞取ってる「バードマン」のイニャリトゥにビクビクなんですが。

主演男優賞も一騎打ち状態ですよねぇ。
「バードマン」のマイケル・キートンと「博士と彼女のセオリー」のエディ・レッドメイン。
実人生と作品の内容がシンクロしてドラマチックなマイケル・キートンと、
アカデミー会員の大好物「実在の人物」「病気・障害」で攻めるエディ・レッドメイン(ホーキング博士の役なんです)。
これも正直、あとは勘なんですが(2作とも日本公開まだですし)、ここはマイケル・キートンで。
最近はエディ・レッドメイン受賞の流れに傾いてきているらしいとの噂も聞きますが、それにあえて反抗して!

あ、主演女優はジュリアン・ムーアで固いんじゃないかと。
これは自信あります。
ただそれ以外の3部門はなぁ……分かんないなぁ……。ひゃ〜。
てか、ホント勘と情報ですよね、日本にいながらのアカデミー賞予想なんて。
作品を観ての判断なんて、ほぼ出来ませんから。
まぁそれはそれで楽しくて、今からドキドキなアカデミー賞でございます〜。


あとあとあとあと!
「最後のサムライ」の本番が迫ってきておりまする〜!
3月4日から、つまり次の次の水曜日から!
稽古もガツガツしておりまして、昨日は初通しをしましたよ〜。
そしてその後、皆で飲みに行ってグッとまた座組が固まった気がします。
よかったらぜひぜひ観にいらしてくださいねっ。
チケット等もご連絡くだされば、お取りしますので〜!
公演詳細は公式ブログからご覧下さいませ!


稽古場での小林くん&犬と串な写真など載っけつつ、本日はこれでバーイです。
(あ、写真は劇団員・板倉さんのtwitterから拝借しました。自分に写真撮る習慣がないので、こういう時困る)



2015年2月14日土曜日

DULL-COLORED POP「夏目漱石とねこ」を観ましたよっ!

こんばんは。
今日は「最後のサムライ」の稽古はオフでして、新宿行ったり渋谷行ったり駅のホームで着替えたりセンター街を全力疾走したりスクランブル交差点で全身赤タイツの謎の男と並走したり……とバタバタな一日だったのですが、
その一日の最後に観てきました、DULL-COLORED POP「夏目漱石とねこ」!


や〜ステキだったなぁ……。

ダルカラはずっと観続けている劇団でして、
ほんとに一番最初に遡ると、主宰・谷さんのブログを読んでいた高校時代に始まり(約10年前! あの頃は深い考えもなく何となく留学に憧れていた……。それで辿り着いたのが谷さんの演劇留学のブログ記事)、
CoRich舞台芸術まつり!の最終選考にダルカラと犬と串が一緒に残ったのがきっかけで知り合って、
ダルカラ休止中にやった谷さんの個人企画に出演させて頂いたり、
復活後は本公演全部観てるし、
観てるだけじゃなくて、「完全版・人間失格」ではDJしたり、「河童」ではゲスト出演したりと、
とにかくずーっとその作品を拝見させて頂いたり、時には参加したりしているのですが、

今回も素晴らしかったです。ほんと。

静かだ静かだと事前に漏れ聞こえていたので、上述の通り新宿や渋谷をかけずり回って体力の削られていた僕は、一応眠気対策を打っとこうと観劇直前にレッドブルなぞ体内に流し込んでいたのですが、
杞憂でした。すみません。
確かに静かなんですが、その静けさがとても豊かというか、奥行きが凄いというか、
う〜ん……うまく言えないんですけど……。
や、多分そんな簡単に言葉に出来るものではないから、感動したんだと思います。
僕はなぜか水面に広がる波紋を見ていて全然飽きない……みたいなのをイメージしました。
あれ? 僕、なんかこれ結構恥ずかしいこと書いてます?
でもほんとそんな感じがしたんですよねぇ。僕だけかもですが。

あと、その静けさという意味で「いつものダルカラと違う」なんて言葉も結構聞いて、それは確かにそうだと思うのですが、
なんか谷さんの書くセリフはやっぱり谷さんのそれで、
これ本人にもお伝えして、
はい、特に確信もなく偉そうなこと言ってすみませんという感じなんですが、
思えばダルカラの芝居6年も観続けているんだからそういうのも体感で分かってくるのかなぁなんて思ったりもして……。
ウダウダ言っちゃった。ごめんなさい。

あともちろん、俳優の皆様、めっちゃステキでした。
お一人ずつ書くと長くなっちゃうし、書くのも正直大変だし、知り合いの方も多いのでちょっと恥ずかしいしってことで、そんなことはしないのですが、
本当に皆様ステキでした。
しかしなぁ、中でも榊原毅さんの中盤のあのシーンは凄かったなぁ……。
何なんだあれ。目ん玉引ん剝かれてしまったわぁ。
でもそれ言ったら他の方の別のシーンが思い起こされたりもするし、てか照明も素晴らしかったし、美術の使われ方も好みだったし……
ってやっぱキリがないですね。
お疲れさまでした。あと1ステ、頑張ってください。

そうそう、明日で終わりなのですよ、このお芝居。
4000円と安くはないのですが、その価値はあると思います。
いや万人にオススメできるものなんてないと思うのですが、少なくとも僕は凄く好きでした!
気になったら座・高円寺にダッシュするってのも良いと思いますよ〜。
日曜は高円寺に中央線止まらないので、そこだけ気を付けて頂ければ!!

2015年2月10日火曜日

「最後のサムライ」稽古中につき、時代物フェア開催中!

こんにちは、ホリです。
ほぼ毎日「最後のサムライ」の稽古な日々でございます。


で、僕趣味が小説・音楽・映画なんですけれども、
これを機に色々と時代モノを吸収してみようと思いまして。
言い回しとか、立ち振る舞いとかの参考にもなるんじゃないかなぁと。

というわけで、とりあえず町田康の「パンク侍、切られて候」を読み始めました。


参考になら……ないですね、これ。
全然関係ない小説読むより良いんだろうけど。いやしかし、いやしかし。
ただ参考にはならねど、面白いことは確かです。
今まで町田康は「くっすん大黒」「きれぎれ」「浄土」を読んでいて、
時代小説は初めてなんですが、変わらずもー笑っちゃう。
電車の中で読んでても抑えきれない。横の人にチラチラ見られちゃう。やー。
残り160ページくらいなので、今のペースだとあと2日ぐらいで読み終わると思います。
読んでて楽しいよー。

その後は、同じ町田康の「告白」の予定。


これ色んな人から傑作と聞いていて、河内十人斬りを描いているってことだから、きっと「パンク侍〜」よりはふざけていないだろう(や、ふざけているの大大大好きですが)、参考になるだろう……と思っていたら、

河内十人斬りって明治時代なんですね……。
江戸時代の話だと思ってたや……。

ま、読みますけどね〜。
さらにその次は町田康の「宿屋めぐり」かなぁって、読書に関してはもう町田康フェア状態でございます。


こんな感じであんまり効果をなしていないように見える時代物フェアですが、
なにもフェアは小説だけではありません。映画もあります。
ということで、


黒澤さんの「用心棒」を10年ぶりくらいに観たり、


三池版「十三人の刺客」を(こちらは初めて)観たりしておりますよー。
ちょっとした所作なんかに気を払いながら鑑賞しております。
ただ二本とも、途中から「うわっはー! 面白ーい!」ってなっちゃいましたけど。

「用心棒」なんか頭からつま先まで、娯楽作ですからね。
三船敏郎がかっこいいんだ! なんとも!
アッパーなカタルシスをね、噴出させてくれます。

「十三人の刺客」はとりあえず……キャストが豪華で豪華で。
そしてほんとに1時間弱、戦うんすね。
知ってはいたけど、戦闘始まった瞬間思わず時計見て、「あ、まじで1時間やるんだ」って確認しちゃいました。
こんだけ長いと、アクションの快感の向こう側にたどり着きます。
どこまで狙っているのかは分からないけど、なんか画面で起こっている斬り合いが凄く凄惨なものに見えてくるんですよね。
その中で松方弘樹の殺陣だけはあまりに美しくて、別種の味わいになっていましたが。
あとごろーちゃんの食事シーン、ジャニーズもあんなことして良いのね。
合戦に入る後半でもあの禍々しさが出せれば……とは思ってしまったなぁ。
白昼の屋外じゃ、難しかったかなぁ。
それぐらい前半のごろーちゃんは好きでした。

と長々と書いてしまいましたが、そんなこんなで「最後のサムライ」稽古中なのです。
ちなみにチケットはプレイガイド等で発売しておりますが、僕に連絡くださってもお取りできますー。
よかったら観にいらしてくださいね。
公演詳細は公式ブログをご覧くださいませ!

それではそれでは〜。

2015年2月4日水曜日

次回出演舞台、稽古始まりました(演出がブロードウェイの方、主演は市原隼人さんでわおわお)

もう2月ですね。
ホリの1月は……色々ありましたが……ピンチョンの「逆光」、これ大きかったです。


増え続ける登場人物、世界規模にまで拡散し続けるストーリー、飛び交う数学・科学用語、迫り来るマヨネーズ……
とまぁ、超ヘビー級の小説だったんですが、

いや〜面白かったですねぇ……。

本当にどこに連れていかれるのか分からない、それでいて時々物凄く美しいから困ります。
解説に『カール・マルクスを加えたマルクス兄弟のよう』とか何とか正確ではないのですがそんな感じのことが書いてあって、言い得て妙だなと思いましたよ。
あと「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」で書かれている、
『ピンチョン初のSFと評する人がいるものの、これサイエンス・フィクションでも「すこし不思議」でもなく、「すげー不可思議」の略だろう』
というのも。(スゴ本認定されています)
そういう小説です。

それでですね、ホリの1月はそんな感じだったのですが(前置きが長くなりました)、
2月はと言いますと、次回出演舞台の稽古稽古稽古な日々になるかと。

脚本・岡本貴也さん、演出・イヴァン・キャブネットさん、主演・市原隼人さんの
「最後のサムライ」に出演いたします〜!



ホリ、人生初の(いわゆる)商業舞台です。
天王洲銀河劇場……。どかーんって感じでございます。
ちょこちょこ出ては舞台上でわきゃわきゃ、
ひたすら誠実に取り組みたいと思っております。
犬と串からは藤尾さん、萩原、板倉さんも出演ですよ〜!

そしてなんとまぁ、このブログでも一度書いたテレビドラマ「なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?」で共演した小林豊くんとも再共演!
久しぶり、と言っても三ヶ月ぶりとかなんだけど、会えて嬉しかったなぁ。
あの時は萩原含め三人とも高校生だったけど(同い年トリオ)、今度は時代劇でございます。
なんとまぁ。

と、そんなホリの2月(予定)でした。

2015年1月28日水曜日

デヴィッド・ボウイに平伏してしまいまして

先週の日曜の話になってしまうのですが……

観てきましたよ〜!
「デヴィッド・ボウイ・イズ」!!!


や〜、素晴らしかった!!
途中から目潤みっぱなしだったと思います。めっちゃ良かった。

これどんな映画かと言いますと、ロンドンで開催されたデヴィッド・ボウイの回顧展「デヴィッド・ボウイ・イズ」のドキュメンタリーなんです。
本人の、ではなく、あくまで回顧展の。
展示されている衣装だったり、映像だったり、写真だったり、あと企画のトークショーの模様やお客さんのインタビューなんかで構成されているわけです。
なかでもインタビューがね、泣けるわけですよ。
当時(72年?)、Top of the Popsで全英放送されたボウイの「スターマン」がどれだけ衝撃的だったか……。
おじちゃん(おじいちゃん)達が語るわけですが、なんかもうそれが……泣ける。
この「スターマン」のパフォーマンス、中盤でボウイがカメラを指差すんですよね。


「自分が指差されていると思って、背中に電流が走った」みたいなことをおじちゃんが言っていて、このボウイの聴き手への寄り添い方というか、世界を「君と僕」だけにしてしまうのが(特にジギー時代の)ボウイの魅力だよなぁ、と改めて……。
ジギー・スターダストは本当に救ってくれます、ほんと。

ちなみに、
このTop of the Popsではボウイがギターのミック・ロンソンの肩に腕をかけるのですが、当時はそれだけで結構やばかったみたいです。



となると、


これとか、


これとかのやばさは、もう測りしれませんな。
まぁ、ここら辺は今見てもやばいと思うけど。

と話がちょっとそれちゃったんですが、本当に良かったです、「デヴィッド・ボウイ・イズ」。
他にも「ダイヤモンドの犬」の映画化案がまだ生きていた時に書かれた絵コンテとか、ボウイの直筆歌詞とか貴重なものも色々出てきて、うぉ〜!ってなりましたよ。
(ボウイの字が「子供っぽい」って言われていて、少し嬉しくなりました。僕もそう言われるから)
ピカデリーだからって理由で根拠なく心配していた(ピカごめん)客席もいい雰囲気で、上映終わった後は小さいながらも拍手が起こって。
大満足でした。

あとは、

あとはもう、

この回顧展が日本に来てくれれば完璧!!



2015年1月23日金曜日

百円の恋(あるいはお得すぎるテアトル会員について)

昨日はテアトル新宿にて「百円の恋」を観てまいりました〜!


僕のtwitterのTLで滅茶苦茶評判が良くて、気になってしまったてのと(口コミって大切ですね)、あと僕は意識しないと洋画ばっか観てしまうんですけど、劇団員・板倉武志に「邦画は勉強になるよ〜」とかそんな感じのことを言われたってのもあり。
1年ぶりのテアトル新宿でした(前回は「愛の渦」)。

そしてそして、

本当に良かったんです、この映画。
(ここからちょいちょいネタバレするかもです)


これ散々言われているんでしょうけど、安藤サクラが本当に凄かったです。
前半のグータラ女から始まり、新井浩文に対する挙動不審演技が本当に面白くて「うわぁいいなぁ」なんて思い、なぜかどんどん可愛く見えてきて、後半の動きの切れ、眼光の鋭さ……。
あぎゃ〜って感じです。
試合中の表情なんて凄まじく(あ、ボクシングの話なんです)、それだけでボロッボロ泣いてしまいました。あ、良く泣くんですけど、僕。

脇を固める方々もいちいち面白くて、もう素晴らしかったです。
クリープハイプの主題歌があんまり好みじゃなかったのが唯一の残念ですが(ファンの方ごめんなさい)、そんなの本当に小さいこと。
良い映画を観ました。

そういや、監督のインタビュー記事では同じボクシング映画ってことで「レイジング・ブル」の名前が上がってましたね〜。
主役の体重増減があるってことでも一緒ですし。
デ・ニーロは安藤サクラと逆で、痩⇒太ですけど。
試合前、控え室からリングまでの道のりを長回しで撮るのなんて、あれ完全にオマージュですよね(ちがってたら恥ずかしい!)。
「レイジング・ブル」の長回しは、映画史上に残るレベルのやつです。


でもそんなオマージュとかどうでも良くなってました、そのシーンの時には。
もう「百円の恋」がステキすぎて。
やー、ほんと良かった。



あとあと、チケット買う時にオススメされて、なされるがままにテアトル会員になってきました〜。


キャンペーン中か何かだったのかな?
今まで何回かテアトル行ってるけど、初めてオススメされたんですよね〜。
結果、2000円払って、「百円の恋」+会員+無料鑑賞券1枚という壮絶なまでにお得な結果に!
え、大丈夫?っていらない心配をしてしまいそうなほどのお得さです。
会員は火・金1000円、それ以外1300円で、それだけで結構お得なのに…。
普段は年会費1000円で2回観ればもと取れますよ〜って感じなんですけど、年会費1000円……観たのは木曜だったし……なんか計算合わないんですよね。
どういうことなんだろ、やっぱキャンペーン中だったのかな。
まいっか!


はい、完全に映画ブログと化してきましたね、「火星の生活」。
(WS行ったり読書したり音楽聴いたりもしてるんですよ、本当は)
次回書く映画はもう既に決まっております。
「火星の生活」ってブログ名の由来にもなっている、あのお方の映画です。


デヴィッド・ボウイ・イズ!!!





2015年1月14日水曜日

好きです早稲田松竹(あるいはそこで出会ったバティスタについて)

おはようございます。
朝はカフェオレ、ホリユウキです。
昼は色々、夜はカレー、ホリユウキでもあります。
あ、映画が好きです。

そんなホリですが、昨日は早稲田松竹に映画を観に行ってまいりました。
「LEGOムービー」と「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」。

早稲田松竹は結構好きな映画館です。
ラインナップいいし。最前列でいい感じに観られるし。
大学が早稲田だったので学生時代からちょいちょい行ってました。
「地獄の黙示録・完全版」があまりに面白くて、1週間に2回観に行ったり……
北野武初期作品3本立てが最高だったり……
初めて観る小津映画に驚愕したり(アヴァンギャルドだ!とさえ思った最初)……
頑張って早起きして観に行った「イージー・ライダー」で目覚ましアラーム鳴らしたり(携帯の電源切っていたのに)……
頑張って早起きして観に行ったゴダール2本立てで、鑑賞中みるみる体調悪くなって途中で帰ったり(作品は「ウィークエンド」でした)……
他にも色々あるのですが、そんなこんなで結構好きなんです早稲田松竹。
ってわけで、「LEGOムービー」と「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」なんですが、

や〜面白かった。

まず「LEGOムービー」なんですが、もうその名の通り、全編レゴ。
レゴですからガチャガチャ動く。結構な速度でガチャガチャ。
楽しい、もう率直に。
上の写真にも載ってるんですが、バットマンなんかも出てきます(しかもメインキャラ)。
あとスーパーマンにうざがられているグリーン・ランタンとか、ごっちゃにされるガンダルフとダンブルドアとか……。
そういう小ネタも含めて楽しかったです。
そして最後、ちょっと泣きそうになるっていう。
こういう直球で感動させられるとちょっと悔しくなります(「アルゴ」の時もそうでした。あれも松竹で観たなぁ)
ちなみにこの映画、ティルダ・スウィントンの2014年ベストらしいです。ますます好きになっちゃうティルダ様。

そして「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」。
公開当時、一部界隈で滅茶苦茶盛り上がった、前評判バカ高映画ですね。
ホリの2014年「うわ〜やっちまった見逃した……映画ランキング」2位です(1位は「ジャージー・ボーイズ」)。
というわけで念願の鑑賞。そして期待通りのステキ映画でした!
王道をちょっと外して、でものっかって、でも外して、でものっかって……て感じで。
そしてキャラクター達が魅力的なんですよね。ほんと。
あとこの映画、サントラがヒットしたみたいなんですが、分かります。分かります。
これはサントラ売れますよ。
70-80年代のちょい黒で甘い選曲。それをバックに宇宙を飛ぶ、飛ぶ。ひゃ〜!
あと、(僕が好きで好きで仕方がない)デヴィッド・ボウイも流れます。
「Moonage Daydream」。
ジギー時代の曲で、ミック・ロンソンのギターがうねりまくります。
ひゃ〜!

ただこの映画、一番の衝撃はですね……

バティスタ、でした。
「妻と娘の敵!!」って言ってる青緑のやつ。
「でかいなぁ、こいつ」と思ってたんですが、バティスタだったとは……。全然気付かなかったわ……。
wweっていうアメリカのプロレス団体のレスラーなんです、この人。
実家にいた頃、結構観てましたバティスタ。
僕がwwe観てた時期、ちょうどブレイクして。
彼がメインイベントをやったレッスルマニア(wweにおいて1年で一番大きい興行。つまり世界で一番大きい興行)とか、ppv買って見ましたもん。3000円とかするppv。レッスルマニアだから許される3000円という価格設定。


(レッスルマニア21のメインイベント。ハイライトです)

や〜、バティスタがまさか出ているとは……。凄いなぁ、バティスタ。


と、このブログが完全なる趣味ブログと化したところで、今回は終えたいと思います。
ここまでもし読んでくださった方がいたら、それはもう本当に感謝です。
それでは!

2015年1月6日火曜日

出演ドラマが東京でも放送されるみたいです(名古屋でも再放送)

こんばんは、ホリです。
今日は今年三本目の映画「メビウス」を観てあわわわ……ってなったりもしたのですが、
それはそれとして、レギュラー出演したドラマが東京でも放送されるみたいです。
「なぜ東堂院聖也16歳は彼女が出来ないのか?」ってドラマです。
東京でも、というのは、このドラマ名古屋テレビ(通称:メ〜テレ)の作品でして、
それが好評だったのか分からないけれど、TOKYO MXで放送されることになったんです。
コチラが番組webでして、コッチはTOKYO MXのページ。
明日から毎週水曜、22時スタートの30分枠でございます。

でこのドラマ、どんなのかと言うと、漫画原作の学園恋愛コメディです。
自分でも無縁だと思っていたジャンルでしたが、まさかの出演をしてしまいました。
主演は仮面ライダーになったりもする小林豊くん。
その小林くんが所属する名古屋のエンタメユニットBOYS AND MENが総出演するっていうコンセプトのドラマでもあります。
そんななか、犬と串からホリと萩原が参加し、走り回っております。
わりと物理的な意味で、はい、走っております。
あ、もちろん喋ってもおります。
初めてのドラマレギュラー出演でこんなセリフあっていいの、ってレベルで喋ってます。
実年齢マイナス10歳を演じながら、グチャグチャ喋っております〜。

名古屋では10日から、毎週土曜深夜2:45~に再放送されるみたいです。
ド・深夜ですね。
ホリは愛知県出身なので一応書いときました〜。





あ、これ、台湾まぜそばって食べ物です。名古屋名物とかで。
萩原と発祥のお店に行って、90分並んで食べました。
とんでもなくジャンキーな味がするんですけど、おいしいです。ジャンキーですけど。
これ食べたのも9月かぁ。時の流れは早いですね〜。

2015年1月5日月曜日

暴走ちゃんとか1.4とかで熱狂してしまった話

今日でお正月も完全終了という感じですね。
ホリは例年に比べ、わりと活動的なお正月でした。
2日には革命アイドル暴走ちゃんを観に行ってまいりましたよ〜。


写真撮影OKな公演なんですが、興奮のあまりカメラを構えるなんて考えには至らず、手元にあるのはこの1枚のみでございます……。
やー、しかし、ほんと好き。
あの狂騒的な渦に巻き込まれている時の多幸感ったら、もう!
紙を投げられ、米を投げられ、脱いだ衣装が飛んできて。
終演時には両手にネギを持ってました。どういうこと。
あと上の写真でお面かぶってセンターにいるまるこ君がひたすらかっこよかったです。
もう!

そしてもう一つのお正月熱狂は新日本プロレスの1.4東京ドームでございました。
中邑vs飯伏が最高だったなー。異次元対決。
掟破りの逆ボマイェとかまさかの方法でのボマイェ返しとか念願のフェニックス・スプラッシュとか、あれこう書くと飯伏のことばかりですが、中邑も最高だったんです。
もう入場から! 世界観がもう! たまりません。たぎります。
(ちなみに犬と串 case.13「うぶ」で僕がハーデスという役をやるにあたって、中邑の動き、ちょっとだけ参考にしました。2%ぐらい)
あとメインの棚橋vsオカダももちろん良かったんですけど、個人的にはAJスタイルズがかっこよすぎて……。
フィニッシュが、内藤の雪崩式フランケンをこらえての、雪崩式スタイルズクラッシュ!
スタイルズクラッシュの態勢に入った瞬間の興奮といったら凄かったです。
ぎゃああああああ! そこからもしやスタイルズクラッシュですかあああああ!って。
いやぁ、良かった。

あとねあとね、第0試合、ランブル戦(バトルロイヤル)だったんですけど、
まさかのヒロ斉藤、藤原組長、ザ・グレート・カブキが参戦!
ヒロさんは置いておいても、組長とカブキなんて超絶レジェンドですよ!!
カブキ毒霧一発で反則取られて失格になってたけど、それでもね。
もう動けないだろうしね。
ヌンチャクと毒霧を少しでもやってくれただけでホリは満足です。


全試合終了後、こんな感じでしたよ。
東京ドーム!!