2015年3月18日水曜日

「最後のサムライ」終演、そして平田オリザへ

こんばんは、ホリです。
遅ればせながらのご挨拶にはなってしまうのですが、「最後のサムライ」無事終演いたしました〜。
ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました!


この客席を見つめる毎日、2週間弱の本番は終わってみればあっという間でした〜。
ドキドキの初日から始まって、ハードな昼夜2回公演、それが終わっての解放の休演日、ゆったりとした夜だけ公演の2日間からの怒濤のラストスパート。
千秋楽前日のカーテンコールではスタンディング・オベーションをして頂き、
そして千秋楽ではそれに加えて、まさかの一本締め。
700人で一本締めなんて、今後の人生で経験することはおそらくないと思います。
色んな意味で凄かったです。
そしてこの一本締めと同時に、髪をオールバックで固め、袖を走り回り、わずか1時間に5回も殺される日々も終わりました。
それはつまり、「腹が減っては戦が出来ぬ」なんて芝居の進行にはほとんど関係ない、はっきり言ってどうでもいいセリフを、この大きな舞台のセンターで客席を見回しながら言う快感に打ち震える日々にも終わりが来たということです。
や〜あれは楽しかったな〜。
しかし、ひゃ〜疲れたな〜。

そんなわけでこのブログもまた趣味ブログに戻りそうな気がします。
次の舞台の予定は8月とちょっと先なので。
それまでもちょこちょこっと撮影があったりとかWSに行ったりとかはしますけどね〜。

しかしね、これで僕の中での「最後のサムライ」が完全に終わってしまったわけではないのです。
や、「最後のサムライ」は僕の心の中でなんちゃらとかそういうことではなく、物理的な問題として。
髪が短い、っていう問題なんですけどね。
上にも書いたように今回オールバックで、時代劇なのでもちろん黒髪指定。
そんなわけで金髪混じりの茶髪と化していた髪の毛をだいぶ切り落としたのですが、
結果、童顔が強調され、あちゃ〜。
髪切った初日は稽古場で「森山未來に似てる」だの「若い頃のイチロー」だの言われ悪い気はしなかった、というかむしろソニンさんに「未來に似てる!」って言われた時は嬉しくさえあったのですが、
ある日、柿喰う客の敬三さんが言った一言、

「ほりちゃん、(平田)オリザさんに似てるね」


これが小劇場系の出演者を中心に圧倒的な支持を集め、最終的には青年団所属で今回通訳で関わってくださった近藤さんのお墨付きまでもらい、
後半戦、僕は平田オリザとして今回の舞台を頑張りました。
現代口語演劇とは真逆のところにいる劇団に身を置いているのに、オリザさんに似ているというこの矛盾を僕はどう処理すればいいのか。
「最後のサムライ」が終わってからというものの、そんな苦悩を抱え日常を過ごしております、どうも平田ホリザです。

平田オリザって誰?って方はwikipediaを見ればいいと思いますよ。
青年団、6月に「冒険王」をやるみたいです。これを機に久々(といっても1年半ぶりとかだけど)に青年団観ようかしら〜。
でもその前に「幕が上がる」よね。
高校演劇出身者としては観たいところ!

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